フォームの変化・改善 基本を見直す『重心の真下に着地する』
これまで脚の切り替えや脚を前でさばくとか、専門的な言葉や動作が出てきましたが、これってそのまま実践していっていいのと、日々のジョギングの中でふと考えてしまいました。最初から難しい動作に取り組むのは違うのではないか、何か大切なものを忘れてはいないか。独学でランニングに取り組んでいるので、覚える順番も間違っているかもしれないし、動作の理解も完璧ではない。そこで、ランニングの基本を見つめ直し、順番に組み立てて見る事にしました。
基本と言っても、教える人、その人の経験値によって解釈や教え方は様々です。教わる側の経験値や理解度によっても受け取り方は変わってきます。私がピックアップしたランニングの基本を並べてみます。
①姿勢はあごを軽く引いて、軽く胸を張る
②肩の力を抜いて上半身はリラックスする
③おへその下こぶし1つ分に重心を意識する
④その姿勢のまま、その場所で足踏みをする
⑤この時、自然に重心の真下付近に爪先から足の中程で着地するはず
⑥足踏みしたまま体全体を真っ直ぐにした状態を保ち、僅かに前に体全体を傾ける
⑦すると自然に体が前に進む
あとここに、腕の振りが加わりますが、今はその事は考えません。とにかく重心の真下に着地すれば、体は勝手に前に進みます。足を動かそうとか考えなくても、勝手に足は出ます。そのままでは前に倒れてしまうからです。
走るとは、重心を前に移動させる行為で、重心を意識して、上手く重心の真下に着地できればラクに体は進みます。
体の前で脚をさばくと言っていたじゃないかと思われるかもしれませんが、その場で足踏みしている場合は真下に足を下ろせばいいのですが、走れば上体も前に進みます。真下に足を下ろそうとすると、重心より後ろに着地して力が逃げてしまいます。少し前に着地するように意識すれば、足が下りてくる間に上体が追い付き、重心の真下に着地出来るのです。走る速度に合わせて足の振り出し度合いを調整します。
走り出す直前に足踏みをして、軽く体を傾ければラクに進み出します。この事を常に頭に置いて日々走り続けています。