オヤジランナーの走日記

サブ3を目指す素人オヤジランナーのブログです。

骨盤を主体にして走る

 これまで、私なりにランニングフォームの解釈を述べてきました。脚を体の前でさばくと共に脚の素早い切り替え、上半身と下半身の連動、着地の解釈、ヒールストライクからフォアフット、バネを使った走り等々。これで一応完成かと思ったのですが、いまいちスピードに乗れない。時折、走りが軽くなる感じはあるのですが、総じてまだまだ重い。

 まだ何か足らないものがあるのかもしれない。そう考えて、今一度自分のフォームを見直すことにししました。ジョグの時はある程度楽に走れるのに、1キロ4分30秒を切ると途端に苦しくなる。息が上がるのではなく、脚が動かなくなるのです。年齢から算出した最高心拍数は166です。LTペース走1キロ4分20秒(いずれ又出てきます)を実施した時、心拍数は150前後が適正のはずなのですが、140前後を行ったり来たりで150まで上がりません。個人差があるので一概には言えませんが、総じて心拍数は低めです。心拍数を上げきる前に、脚が疲れてしまうのです。単純に筋力が足りないのか、筋肉の質の問題なのか。色々考えてみますが、中々答えが見つかりません。

 脚が疲れるのだから、まだ脚を使って走っているのではないか。上半身と下半身の連動の中で、骨盤を動かす動作に触れました。上半身を捻ると、それに連動して骨盤が逆方向へ動きます。ここで見方を変え、骨盤を中心に考えてみて、骨盤から動き出し、それに連動して上半身が動く。上半身を主体に動き出すと、どうしても上半身に力が入り、動き自体が大きくなってしまいます。これではロスが生まれ効率の悪い走りになってしまう。

 そこで、先の長時間走でこの点に注意して実践して見ました。しかし、どうしてもその事を意識して走らなければ、骨盤主体の動きにならない。常に意識して走り続ければ、そのうち意識しなくてもこの動きが出来るようになると信じて、続けてみようと思います。

 実際に骨盤から動く動作の感想ですが、骨盤が動くとそれに釣られて上半身も脚も引っ張られる感覚を得ました。この時、気をつけなければいけないのは、上半身が遅れて後方に残らないようにすることです。上半身が遅れると、体の重心が後方に寄ってしまい、推進力が失われます。これを防止するためには、体幹の強化は必要だと感じます。それともう1つ、骨盤主体で走るとお尻の筋肉を良く使います。臀部とそれに繋がる太ももの裏側の筋肉(ハムストリング)の強化も必要でしょう。この辺りも今後検証していきます。