オヤジランナーの走日記

サブ3を目指す素人オヤジランナーのブログです。

ランニングフォーム 主観と客観の解離

 しかし無理は禁物なので、この日は8キロで切り上げて、次の日も姿勢に気をつけると自分に言い聞かせて恐る恐る走りました。そしてその姿勢を保ったまま、ガラス越しに自分の姿を確認してえっと思ったのです。自分では真っ直ぐの姿勢で走っているつもりなのに、前傾して走っている。この感覚のズレはいったいどう言うことか。と言うことは、今まで僅かに前傾して走っていたはずなのに、実際はもっと前のめりぎみに前傾して走っていたと言うことなのか。この事実に愕然としたのです。

 怪我やランニング障害を防ぐ為に、オーバーユースは禁物ですし、ウォームアップやクールダウンも欠かせません。しかし、それにも関わらず同じような怪我や故障を繰り返してしまうなら、根本的にランニングフォームを見直す必要があるし、ランニングフォームを見直すことによって、今まで悩んでいた怪我や故障を解消出来る可能性があります。しかし、ランニングフォームを見直すと言っても、自分自身の感覚だけでは今回のような感覚と実際のズレが生じてしまう場合があります。痛みが治まったのは、たまたま改善点が見つかっただけで、原因を特定するのはなかなか困難です。極めて小さな変化で、劇的な変化が生まれる場合もあるのです。

 このような経験を経て、自分のランニングフォームを確認する為に、定期的にビデオで自分の走っている姿を撮影するようにしています。自分の走っているイメージと実際がどれ程違っているか、どこを修正したらいいかを常に考えながらトレーニングしています。自分で分析するのが難しいならば、第三者に見てもらうのも一つの方法です。走るのって単調で退屈な運動と思われる方もいらっしゃるでしょうが、実はいろいろ考えながら走っているので、けっこう忙しいのです。その考えが上手くハマると「よし行けるぞ」となるのです。